「変わった子」「しつけ悪い子」じゃない

八王子市の主婦たちが、発達障害を持つ子どもへの理解を深めてもらおうと、明星大学人文学部の星山麻木教授を講師に招き、連続講座を開いている。講座は昨夏から始まり、主に発達障害を持つ子どもを授業中などに見守るという同市教委の「特別支援サポーター」に登録する人も出てきた。事務局の佐藤隆子さん(50)は「発達障害を理解する大人を増やしたい」と話している。

 星山教授は、学外でも発達障害についての知識を広める講演を開いており、それを聞いた知人から、連続講座の提案が佐藤さんにあったことがきっかけ。佐藤さん自身は「発達障害についてほとんど知らなかったけれど、役に立てることがあれば」と引き受けた。現在の事務局は主婦ら4人。

 発達障害を持つ子どもは、見た目は健常児と変わらないため、周囲から「変わった子」「しつけが悪い子」と見られやすく、親も孤立しがちという。佐藤さんは「子どもや親が孤立しないようにするには、発達障害の知識を深める必要がある」と講座の意義を説明する。

 講座は、月2、3回のペースで開かれている。初級16回、中級13回のコースを用意。今年からは、中級修了者向けに上級も新設した。事務局の呼び掛けや口コミで広がり、これまでに約110人が受講した。障害の有無にかかわらず子どもを持つ親や保育士、塾講師たちも受講している。

 初級では、発達障害の基礎知識を学び、中級では、家庭や学校における教育の実践例を取り上げる。上級では、受講者の実体験などをテーマにディスカッションをしている。

 「特別支援サポーター」制度は、八王子市教委が昨年度から取り組んでいる事業。サポーターは市立小中学校の要請に応じ、授業中や休み時間に子どもたちに付き添う。100人ほどいるうち、約15人が講座受講者だ。ほかにも、地元で発達障害を持つ子どもの親の会を設立したり、ボランティアで学校を支援したり、様々な形で活動の輪を広げている。

 講座は来年度も続ける予定。受講料は初級、中級が1回2000円、上級は同3000円。問い合わせは事務局の小西知子さんの電子メール(churu@kvj.biglobe.ne.jp)へ。

 



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