高機能自閉症など発達障害者の継続的就労を考えるシンポジウムが13日、福井市の県教育センターで開かれた。当事者の体験談やパネル討論などを通じて支援策を探った。
発達障害は、さまざまな原因で心身の発達に遅れが生じる障害。県発達障害児者支援センター「スクラム福井」が企画し、発達障害者や保護者、支援者ら約70人が参加した。
体験談では、高機能広汎性発達障害の男性(38)=金沢市=が、仕事を上手にこなせないことなどが同僚らとの人間関係にも影響したことを説明。その上で「発達障害者に対しては長所、個性を伸ばすことより、欠点をはっきり指摘し、改善させることを考えてほしい」と支援者に求めた。
パネル討論では、県立大学術教養センターの清水聡・准教授をコーディネーターに、福井障害者職業センターの小日向毅さん、スクラム福井の山口陽一さん、アスペルガー症候群の男性(24)=敦賀市=が意見交換した。
「職場の理解を得るため、支援者に間に入ってもらうことが必要」「看護師らに相談できる健康管理システムが会社にあり、とても役立った」などの意見が出された。
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=5828
福井新聞2008.12.13 より