従来のAD/HD(注意欠陥/多動性障害)治療薬とは作用機序が異なる、ノルアドレナリンの再取り込みを阻害する非中枢神経刺激薬「ストラテラ」(一般名=アトモキセチン塩酸塩)の製造販売承認を4月22日付で取得したと、日本イーライリリー(本社=神戸市)が発表した。小児(6歳以上18歳未満)のAD/HD治療の新たな選択肢になるとしている。
同社では、ストラテラの特徴として、▽AD/HD治療薬として世界初の非中枢神経刺激薬▽ノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで効果を発揮する薬剤で、従来のAD/HD治療薬とは異なる薬理作用、作用機序のため、従来の薬物療法を受けられなかった人や薬物療法で効果が得られなかった人にも、治療の選択肢が広がる▽非中枢神経刺激薬であり、依存・乱用のリスクが、極めて低いことが分かっている-などを挙げている。
副作用に関しては、国内試験において報告されたのは、すべてこれまでの海外の臨床試験で認められたものだったとし、鼻咽頭炎、頭痛、食欲減退などが報告され、食欲減退および嘔吐については、統計学的に有意な用量反応性が認められたとしている。
また同社では、国内外の臨床試験および外国の市販後の安全性情報から、添付文書に肝機能障害、黄疸、アナフィラキシー様症状(血管神経性浮腫、蕁麻疹など)を重大な副作用として記載するとしている。
同社では、ストラテラが薬理作用や効果の発現において、従来のAD/HD治療薬とは異なる特徴を持つことから、適正使用の浸透に時間をかけて取り組む必要があると考え、服薬指導の徹底に協力できる、AD/HDの治療を専門的に行う医療機関を対象に、慎重に市場導入を開始する予定だという。
引用:キャリアブレイン http://www.cabrain.net/news/article/newsId/21891.html