不安や緊張を感じやすい発達障害のある児童、生徒が安心して検診を受けられるようにと、京都市の医師らがDVD「学校検診で出来る工夫」を作った。ベテラン養護教諭が考案した「魔法のエプロン」など学校と医療の現場で生まれた手作り道具やアイデアを収録した。
■事前準備や工夫が満載
発達障害のある子どもは、医師の前で暴れて触らせないなど検診が困難な場合が少なくないという。見慣れない医師や医療器具に何をされるか分からないという不安や緊張を感じるためで、検診を受けられず病気が見落とされることもある。
DVDは、発達障害児者の受診支援を研究する京都市の児童精神科医や養護教諭ら6人が、NPO法人(特定非営利活動法人)の生活支援センターあすく(京都市)の協力で制作した。
歯科や内科、眼科などの項目別に、事前準備と教員の役割分担、検診時の工夫を収録した。太ももの位置に手袋を縫いつけたエプロンは、DVD制作者の一人で呉竹総合支援学校養護教諭の平井かよ子さん(60)が考案。子どもに着せると両手が手袋に誘導され、自然と落ち着くことから「魔法のエプロン」と名付けた。眼科検診で役立つ片目を覆うヘアバンド、洗濯ばさみや吸盤を使った心電図検査の練習も紹介する。
靴置き場や脱衣かごに靴や服の絵を張るなど視覚的に分かりやすくし、事前に検査の手順を話しておけば、子どもがより安心することも説明している。
児童精神科医村松陽子さん(48)は「学校検診は医療の入り口。それぞれの子にあったやり方できちんと受けさせてほしい」と話す。DVDは1枚1200円(送料別)。申し込みは生活支援センターあすくのファクス075(551)4355。
引用:京都新聞 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009090900093&genre=O1&area=K00