◇町田の山下さん、15歳で事故死した長男にささげ
◇「息子と一緒に作ったような気持ちです」
3年前、15歳で事故死した自閉症の息子にささげる映画「ぼくはうみがみたくなりました」が完成し、東京都写真美術館ホール(目黒区三田)で上映されている。父親で企画、原作、脚本を担当したNPO理事長の山下久仁明さん(48)=町田市在住=は「息子と一緒に作ったような気持ちです」と話す。
長男大輝(ひろき)君は単語程度の言葉しか出ない重度の自閉症だった。映画は自閉症をもっと知ってもらいたいと、山下さんが02年に出版した同名の小説が原作だ。脚本家でもある山下さんは「本業を生かし小説を映画にしたい」と大輝君が19歳になるまでの完成を目指した。