松本市は来年度、医療、保育、教育の専門家が発達障害児の支援に当たるチームをつくり、市内の保育園と幼稚園、小中学校を定期的に訪問する事業を始める。市は当初、発達障害児とその保護者を総合的に支援する「療育センター」の開設を検討していたが、県の支援などが得られず早期整備が困難なため、訪問型の支援体制を組んでニーズに応える。
専門チームはこども福祉課に置き、医師、保健師、各種療法士、保育士、心理士、教育相談員などで構成。来年度は2カ月に1回程度訪問し、発達の遅れが見られる子どもを早い段階で見つけ、必要に応じて作業療法士や言語聴覚士が集中的に訓練をする。
松本市は、情緒障害児の短期治療施設「県諏訪湖健康学園」(諏訪市)が2011年度に市内に移転するのに合わせ、新施設に「療育センター」の機能を持たせるよう要望していたが、県は予算などの理由で見合わせた。市独自の施設建設は財政面で困難という。また市は、未就園児を対象に療育支援訓練をする通所型の「あそびの教室」を市内3カ所で開いているが、施設が手狭で専門スタッフの不足が課題となっている。
08年度に市内の小中学校に通う児童生徒で発達障害と判定されたのは379人で、05年度の277人から増加。和田孝一こども部長は「専門チームを県内の療育支援のモデルにしたい。引き続き、県に療育センター整備への支援も要望していく」と話した。
2009.11.18 信濃毎日新聞
http://www.shinmai.co.jp/news/20091118/KT091117ATI090012000022.htm
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