松本市は来年度中に、発達障害児と保護者に、子どもの成育記録や治療経過などを記入する独自の「個別支援手帳」(仮称)を配布する。医療機関、福祉サービスなど支援に携わるさまざまな立場の人が、手帳を見ればその子どもに関する情報を把握できるようにする狙い。市議会12月定例会の一般質問で15日、市側が明らかにした。
県健康づくり支援課は「県内の市町村で発達障害児を対象に独自に手帳を配布している例は、把握する範囲ではない」としている。
手帳は、未就園児の療育に携わり、保護者を支える市の通所施設「あそびの教室」で配布する。医師や保育士、同教室のスタッフ、学校の教師などが治療や子どもの様子を記入。保護者も日常生活での行動や発話の変化などを記入できるようにする。
市こども福祉課によると、発達障害児の支援をめぐっては、個人情報保護が壁になり、支援する機関がそれぞれの情報をやりとりしにくい課題があるという。同課の古畑斉課長は「手帳があることで、支援に当たる担当者が共通認識を持って子どもにかかわれる。保護者にも、子どもに向き合うきっかけになればと期待している」と話している。
引用:信濃毎日新聞
http://www.shinmai.co.jp/news/20091216/KT091215ATI090012000022.htm