自閉症など発達障害者への理解を深め、地域社会での支援の在り方を考える講演会が10日、広島市中区のアステールプラザであった。専門家の解説や関係者のパネル討論などを通じ、障害者や家族にとって必要な支援を探った。
広島市などが主催し、学校関係者や民生委員など約1030人が参加した。精神科医で川崎医療福祉大(倉敷市)の佐々木正美特任教授は基調講演で発達障害について解説。「障害への無理解は本人を苦しめる。発達が遅れているというよりも、発達の様相が違うと受け止めるべきだ」と強調した。
パネル討論では、保護者や発達障害児の療育に携わる医師、障害者施設の関係者たち5人が登壇。「どんな支援をすれば、発達障害がある子どもが人とかかわりを深めることができるか」など、事前募集した質問に答えた。
市こども療育センター(東区)の大沢多美子発達支援部長は「重くとらえず、ユーモアを持って見守ってほしい」などと経験を踏まえて助言した。社会福祉法人もみじ福祉会(中区)の浜崎勝理事長は「子どもたちと交流する機会を増やすことが重要。慣れれば、のびのびと長所を発揮する」と答えた。
引用:中国新聞 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201001110068.html