発達障害の子どもたちへの理解を深めてもらおうと、県立鶴南養護学校(長崎市蚊焼町)校長の尾崎洋一郎さん(60)らが「発達障害とその周辺の子どもたち~発達促進の基礎知識」(B5判160ページ)を出版した。
学校カウンセラーでもある尾崎さんは、2003年、長崎市で起きた男児誘拐殺害事件や翌年、佐世保市で起きた小6女児同級生殺害事件を教訓に、05年、高機能自閉症やアスペルガー症候群への理解を深めてもらおうと、元保育士らと本を出版。今回は、障害の基礎的部分を中心に、発達促進の理論を解説した。
尾崎さんらの教育相談の経験などを基に作成。基礎知識や子どもへの接し方、指導例を挿絵や図で分かりやすく紹介。特定の療法による専門書などとは異なり、「得意なところを伸ばす」という障害児教育の自立活動の考え方からの視点でまとめたという。
尾崎さんは「障害と犯罪は全く別で、発達障害の子どもたちが、不登校など二次被害を受けないためにも、周りの正しい理解が必要。保護者や幼稚園、学校の先生など幅広く読んでもらいたい」と話している。
定価1600円(税抜き)。元保育士の尾崎誠子さん、長崎市立高城台小教諭、草野和子さんとの共著。全国の主要書店で販売中。
引用:長崎新聞 http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100115/09.shtml