映画上映会とトークショー
自閉症の青年と周囲の人々との交流を描いた映画「ぼくはうみがみたくなりました」(2009年製作)の上映会が4日、福島市の映画館「福島フォーラム」であり、原作者の山下久仁明さん(49)(東京都)と監修した精神科医の内山登紀夫・福島大教授のトークショーが行われた。全国で自主上映会の動きが広がっている作品で、自閉症の子を持つ父母ら約180人が詰めかけた。
映画は、主人公の看護学生が初めて接する自閉症者に驚き戸惑いながらも、出会いを通じて人生への希望を取り戻していくというストーリー。山下さんが、自閉症の息子・大輝(ひろき)君(15歳で死去)をモチーフに02年に書き下ろした小説が原作で、映画化に向けて全国から3000万円以上のカンパが集まった。
トークショーで山下さんは、06年3月に大輝君を鉄道事故で失った直前に、もっと理解を深めてもらうため「映画化する」と宣言したエピソードを披露。「頭が真っ白になり、大変つらかった」と振り返った。
内山教授は、自閉症は先天的な脳機能の障害で、言葉やコミュニケーションに問題を抱えやすくなると説明。現在は100人に2人近くは該当するとされ、「『自閉症は親の育て方が悪いから……』などと誤解している人は多い。病気を知る入り口としては良い映画」と評価した。
福島フォーラムで今月16日まで上映されている。
引用:読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20100405-OYT8T00138.htm