石川県金沢市教育委員会は、アスペルガー症候群など発達障害のある児童・生徒を早期に発見し、症状に合った指導を行うためのネットワークづくりに着手する。幼稚園・保育園、小学校、市の福祉部門、金沢大学の発達障害児研究機関と連携。教育現場での障害への理解を深めるため、研修会などを開催する。
名称は「『気になる子』のためのネットワーク」。アスペルガー症候群や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの発達障害児や、集団生活になじめない子全般を対象とする。発達障害児は、原因が分からないまま不登校になったり、いじめや虐待の対象となったりするケースが多い。市教委は、現場の教員や学校管理職の障害に対する理解、知識が十分ではないことも一因と分析。研修会を通じて対処法を広めることにした。
また、発達障害は早期発見・対処が重要となるため、幼稚園・保育園の段階で障害の有無を見極め、小学校へ指導をスムーズに引き継げるよう連携を深める。
市教育プラザでは「障害の特性を踏まえて指導すれば、社会適応させることは十分可能。『こういう行動の子にはこう対応する』という具体的な対処法を、現場の教師らに知ってもらいたい」としている。
引用:時事通信出版局 http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20100510-1