東京大学の三品昌美教授と植村健助教らは、脳の神経細胞同士のつなぎ目であるシナプス部分の構造を解明した。3種類のたんぱく質が数珠のように連なり神経細胞の末端同士を橋渡ししていた。統合失調症や自閉症などの治療薬の開発にもつながる成果だ。
研究チームが調べたのは歩行などの運動をつかさどる小脳のシナプス。小脳の神経細胞の末端から飛び出しているたんぱく質「GluRδ(デルタ)2」が、別の神経細胞から分泌されるたんぱく質「Cbln1」をはさんで、相手の神経細胞から飛び出しているたんぱく質「ニューレキシン」と連なってくっつくことをマウスの細胞を使った実験で確認した。3つのたんぱく質が神経細胞同士を引っ張り合ってつなげているという。
3つのたんぱく質を作れないようにしたマウスでは、小脳の神経細胞がつながらずシナプスができなかった。
引用:いきいき健康 http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2010052803950h1