自閉症など発達障害の子どもらの生活や学習支援に使うイラスト「ドロップス」の展示会が、9月10~23日に佐久市佐久平駅北の元麻布ギャラリー佐久平で開かれる。ドロップスは県内の養護学校教諭らが考案、全国で利用されており、佐久地方の教育、医療、福祉、美術関係者ら10人が「発達障害への理解を深めよう」と、実行委員会をつくって企画。公開討論会やワークショップも開く。

ドロップスは、言葉による意思疎通が苦手で、視覚による理解の方が得意な子どもらとスムーズにコミュニケーションが図れるよう作られた。ハンカチで汗をふく男の子のイラストで「暑い」を意味するなど、動作や感情などを示す千種類がある。

2007年から県稲荷山養護学校(千曲市)の青木高光教諭らのグループが作製を進めており、国内外の特別支援学校などが利用している。大半はグループのホームページから無料で入手できる。

また、多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」などの画面にドロップスを表示、触れると音声で意味が流れ、言葉とつなげて理解できるソフト「ドロップトーク」も開発されており、5月からインターネットで有料配信が始まっている。

展示会ではA4判に印刷したドロップスを会場に飾り、教育現場の使用例を写真などで紹介。ドロップスを描いた缶バッジや絵はがきも販売する。19日は午後1時からワークショップも開く。ドロップス作製の体験などを計画している。

また、12日午後1時半からは同市の県佐久勤労者福祉センターで、実行委や自治体の福祉担当者らによる討論会を開き、発達障害の支援について地域の現状や課題を話し合う。

実行委の一人で県教委の発達障害支援専門員、宮尾彰さん(44)=小諸市=は、「いろいろな人が障害者支援を考える機会にしたい」と話している。開館は午前11時~午後7時。入場無料で期間中は無休。

引用:信濃毎日新聞 http://www.shinmai.co.jp/news/20100819/KT100818SJI090002000022.htm



Comments are closed.