サポートブック(通称サポブ)ってご存じですか――。山口県下関市のNPOが11月20日、サポブについての公開セミナーを開く。NPO代表は「普通の子どもができる体験は、障害があってもできるだけさせてあげたい。多くの人にサポブを知ってもらいたい」としている。
サポブは、自閉症や発達障害のある子どもを他人に預ける際に手渡すカードやノートで、コミュニケーションの取り方やパニックへの対応法をまとめたもの。子どもの特徴を、幼稚園や学校の先生、病院の看護師、ボランティアの人たちに手軽に理解してもらえる。情報を共有することで、現場での申し送りがスムーズになるという。
NPOは、自閉症や発達障害の人を支える「シンフォニーネット」(岸田あすか代表)。岸田さん自身、息子が骨折で緊急入院した際「偏食があり、においや光に敏感」と書き込んだサポブを看護師に回し読みしてもらい、「助かった」と言われた。「見た目では分からない障害で、良かれと思ったことが苦痛だったりすることがあるので、サポブがあると双方が安心できる」と話す。
「○○ができない」ではなく「こうすれば○○はできる」といった書き方をする。例えば、感覚過敏症であれば、シャワーの水が針が刺さるような苦痛に感じることも。その際は「かけ湯にして下さい」と書いておく。外出時に真っすぐ歩けない子は「誰かが手をつないでくれたら大丈夫」としておく。岸田さんは「マイナス面を強調するのではなく、できることを書くことで受け取る方も手助けしやすくなる」と話す。
セミナーは午前10時から海峡メッセ下関で。愛知県自閉症協会理事の安井貴子さんを講師に招き、サポブ作成の基本を学ぶ。参加無料で定員100人。申し込み(託児は11月10日まで)はシンフォニーネット(083・223・5360)へ。
引用:asahi.com http://www.asahi.com/edu/kosodate/news/SEB201110300005.html